概要(ここはなに)
西京PROJECT企画内企画【廃京闘諍録】とその舞台「奈良廃都」の概要ページです。
書いた人・運営する人→断飯
「奈良廃都」(それはどこ?)
奈良県に相当する、天照神国の一地方。
北が出雲京、東が大阪帝国と隣接。奈良大寺が位置する地域「奈良廃京」は一北東部の奈良盆地にある。
大寺社奈良大寺が実質的に支配し、地方自治体の役割を担う。奈良大寺のトップ(=地方自治体の長に該当する)は奈良大寺「別当」である。
(2021年4月11日更新)
現在の奈良大寺「別当」は花命丸という少年。
土地の殆どを占める山間部の村々では農業が盛んで、街は江戸時代以降の「奈良町」の景観が色濃く残る。わかりやすく言うと「まんが日本昔話」のアニメーションの世界観がベース。
ただし鉄道や水道、電気、ガスは通っており、街を中心に、テレビやラジオも普及している模様。
また、この地では、古来では稀だった亜人の異能が「法力」であると信じられ、高僧の器であるとされていた。そのような人間は直ちに奈良大寺などの大寺社で仏門に入れられ仏道修行を通して異能コントロールを学んでいたとされる。
伝統が今も続き現在でも奈良大寺には亜人の子が多く入門する。
「奈良廃京」
奈良市内に当たる地域です。イベント【廃京闘諍録】の舞台となります。
どんなところ?
わかりやすく言うと県庁所在地。
奈良県庁の役割を果たす「奈良大寺」、多くの僧兵を抱える「興奮寺」、境内の鹿が名物の「春ノ社」他、数多くの寺社仏閣がたち並ぶ。
太古の昔には、「平常京」が栄えていたがやがて捨てられた都となった。その名残は「平常宮跡」として跡地を残すのみである。
平常京の下京、奈良大寺・興奮寺・春ノ社周辺は寺社に携わる職業の人々が形成した門前郷を元に江戸時代に成立・発達した「奈良町」が広がり、古い建築や土産屋に飲食店、多くの商店街で賑わっている。
※地図中の朱に染まっている地帯が奈良町。
奈良大寺
奈良廃都を実質的に支配・統治している大寺社。奈良の地で古くから権力を持ち、莫大な資産や宝物を抱える。
本尊は雑厳経に依拠した宇宙仏「光遮那仏(こうしゃなぶつ)」。通称・奈良大仏。
最高権力者は「別当(べっとう)」。イコール奈良廃都の最高権力者で、県知事の役割を果たしている。
初代別当が亜人だったこともあり、特に亜人の人口の増えた現代では亜人である事が多い。
前述の経緯から、亜人異能のコントロールについての独自の研究の蓄積は一目置くべきものがある。
別当の片腕となり政務を手伝い、代々の別当が経験する奈良大寺第二の地位「上院院主」、奈良大寺一切の事務を取り仕切る「執事長」など学僧が重役を占める。
精鋭の僧兵からなる治安維持組織「奈良大寺護法組」を有し、その指揮権は別当にある。
寺全体の所属僧侶の割合は学僧>僧兵。
※学僧は文官の性格、僧兵は武官の性格を持った僧くらいの感じです。
(2021年4月11日更新)
2019年7月、前別当である地真が死去するや、次期別当を巡る争いが勃発。
争いの結果、現在の奈良大寺「別当」は花命丸なる少年学僧と相成った。
詳しい経過は下記イベントストーリーを参照のほど。
興奮寺
こちらも古くから権勢を奮ってきた寺社。
興奮寺僧兵の武力は有名で、歴史上度々奈良の地を守り、或いは戦火に巻き込んだ。奈良大寺をも凌ぐ地位を築いた時代もあったという。
その為か些か過激な僧が多い傾向にあり、伝統的に奈良大寺や奈良廃都の政治への影響力を強める機会を虎視眈々と狙っている。
中世より独自の武術や流派が発達し、興奮寺子院の宝臓院(ほうぞういん)は武芸道場としての性格が強い。
僧兵らは「宝臓法師衆」と呼ばれ、「宝臓院院主」を指導者と仰ぐ。現在の「宝臓院院主」は尼の僧兵「鳥範」。
春ノ社
春日山麓に古くからある神社。
境内や西側の春日山、若草山には神の使いとされた鹿や半人半鹿の妖怪「鹿人(しかと)」が住み着いている。
「鹿人」は鍛冶を得意としており、中世には「春ノ派」なる一派を形成した。(東洋で言うドワーフが近しい存在か)
一時期は興奮寺僧兵の武器製作を一任していたことから、興奮寺僧兵との結びつきが今でも残っている。
現在も鹿人の多くが春ノ社西側の山間地に定住している。
因みに、春ノ社の神主一族は「卍」姓である。
奈良町
上述の通り、寺社関係の商工業や観光業で発達した一帯。「西向商店街」を始めとした複数の商店街が密集する。
平常宮跡
今はなき「平常京」の名残。何もなかった跡地に観光客向けに当時の建物を一部再建している。
キャラメイク
(7/19 更新)
奈良大寺、興奮寺の僧の法衣は規格化されておらず、所属寺に必要な金額を申請し、自身で専門の職人に発注します。
袈裟は寺によって使われるものが違うようです。
【廃京闘諍録】
(はいきょうとうじょうろく)
「奈良廃京」を舞台に内乱が勃発!な二陣営抗争型の企画内企画イベント
特設wikiへのCS・作品登録とTwitterでのクエストで得られるポイントの合計を競います
(※このイベントは2019年度7月に開催し、皆様のご協力のもと無事終了したイベントです。)
あらすじ
某日。奈良大寺現別当(220世)は次期別当の指名をすべく奈良廃都中の僧尼を奈良大寺に集めた。
誰もが次期別当は現別当の片腕として長らく働き、豊富な実務経験と実績を持ち、そして奈良大寺の第二の地位に在る上院院主「月性」に決定していると確信していた。
—————ところが、現別当の信じられぬ言葉に誰もが己の耳を疑うこととなった。
「次期別当の座は興奮寺「花命丸」に引継ぐものとする」
その場に居合わせた僧尼に在家信者に至るまで、誰もが己の目を疑った。
呼ばれるままに壇上に上がった「花命丸」が、たったの12歳ほどの少年だったからだ。
誰もがあっけにとられ、夢でも見る心地で一の句も二の句も告げずに現別当と向き合う「花命丸」を見守った。
「はい。この「花命丸」、確かに次期別当の座を承りました」
混乱に陥った一同の悲鳴の如き騒めきの中で、興奮寺の僧らだけは歓声を上げて色めき立った。
幼少の「花命丸」が別当の座に就けば、当然その未熟さを正当の理由に興奮寺僧も奈良大寺の政治方針に口出しができるのだから。
さもすれば、興奮寺の一層の勢力増大は確実なものとなるだろう。今までの保守的な政治方針も興奮寺僧の手によって改められるだろう。
特に、「花命丸」の育ての母である尼僧兵「鳥範」は興奮を隠しきれないと見えた。
立場がないのは、自身こそ後継と自負をしてきた「月性」である。
現別当が席を立ち奥へと消えた後も歯噛み、唇を千切れるほどに噛みしめ、顔を赤くしたり青くしたりと忙しない。
横にいた奈良大寺執事長「風海」の必死の宥めも空しく、「月性」は壇上に残る「花命丸」を口汚く罵った。
「おい小童、一体どのような手を使い別当様を誑し込んだのだ!いや、或いはお前の育ての母が別当様を惑わせたのか?応えてみろ!」
反駁したのは、「花命丸」の育ての母「鳥範」その人である。
「何を言い出すかと思えば、上院院主ともなる人が一体どのような根拠があってそのように宣うのでしょうか。
貴方の礼を失った言葉は別当様の顔に泥を塗り唾を吐きつけることと一体何が違うだろうか、さあさあ応えてみなさい!」
緊迫した空気の中、居合わせた僧尼に在家信者らの内、誰かはこう考えた。
「月性様の言う通り、今度の別当様の判断はおかしいぞ。きっとあの「鳥範」という女が別当様を迷わせて産んだのがあの「花命丸」ではないか?」
或いは、こう考えた者もいた。
「いや、別当様には何かお考えがあってのことだろう。それにあの少年の凛と涼やかで聡そうな顔つきを見れば、別当様の後継に相応しい気がしてくるぞ」
ともかく、今度のことは奈良廃都の僧尼の立場を二分に別ちてしまったのだった。
一方は「花命丸」を次期別当であると受け入れた【花派】
もう一方は「月性」こそ正当なる後継であると譲らぬ【月派】
火種は燻り、そらみつ廃京の空に高く煙を上げて、やがて来たる現別当の急逝によって戦いの火蓋が切って落とされることと相成った……!
両陣営は高額な賞金を放出し、奈良廃都の内外から兵を集めることに躍起になった。
ああ無常!血潮の飛沫に裏切りに、噎せ返るような奈良盆地の熱気を焼き切る如き闘諍が今、始まる!
リードキャラクター
(7/15 全開示)
リードキャラクターはこの四人!
●花命丸…興奮寺で養育された妙に賢しい美少年。異界(西京TL)の声を聞くことが出来る異能を持つ。
●鳥範…「宝臓院院主」の地位に在る僧兵の尼。花命丸の育ての親。
●月性…奈良大寺№2の地位「上院院主」で次期別当確実と目されていた。
●風海…奈良大寺での事務を取りまとめる要職「執事長」につく古株。
イベントストーリー
あんなこと、こんなことがあった。
オープニング
前別当「地真」の危篤から、物語は動き出した――
合戦其ノ一
花命丸擁する「花派」、月性率いる「月派」がついに激突する――!
合戦①開始:https://togetter.com/li/1388649
鳥範・風海秘密開示:https://togetter.com/li/1390187
第一回中間発表:https://togetter.com/li/1391874
合戦其ノ二
夏も盛りと芝も青々しく、蒼天は入道雲を横たえる―― 野球日和である
最終合戦
乱闘、野球、そして廃都闘諍修羅界――!
ああ無常!血潮の飛沫に裏切りに、噎せ返るような奈良盆地の熱気を焼き切る如き闘諍の結末をとくとご覧あれ!
イベントwiki
参加キャラクターや、当時の作品がここにある!うれしい
奈良大寺別当のおへや
奈良大寺別当:花命丸よりご挨拶
「奈良大寺広報誌『むてんのそら』大和11年春号」より抜粋。
「……オホン!皆様ご無沙汰しております。奈良大寺別当、花命丸です。
早いもので、僕が前別当であらせられた地真様の推挙を受け、
(以下、上院院主月性様が用意したであろう堅苦しくつまらない形式的な挨拶が続く為中略)
…と本当に僕はこの一年と少しの間あのお二人、特に風海さんにしごきにしごかれて、ずっと働きづめだったのですよ!
やることが、やることが多い!
覚えることもアホほど多い!
いつ休んだらええん!?
……ああ~~~!!!口が滑りました!!今のはなしです!!絶対に掲載しないでくださいね!!!
オホン、兎にも角にも周りの方々のご協力を頂き、日々精進しております。
廃都民の皆様の暮らしを支えていけるよう、これからも奈良大寺僧侶一丸となって(つまらん挨拶のため後略)」
(※お写真は奈良大寺別当に就任された大和9年当時のおグラビアです。ご本人は「さすがに黒歴史や!アカンて!」などと仰っていらしましたが、風海執事長のご許可を頂いて無事掲載にいたりました。)
ねこちゃん
かわいい
上院院主月性様の亡き愛猫の御姿です。
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イベント運営アカウント
Special Thanks
西京PROJECT-たまがわ/みきち
リードキャラクター-望坂おくら/膳/山元
ゲームシステムメイク協力‐もへじ
ゲーム運営協力-確定してないから今度かいて
めっちゃイケてるロゴ-名×
他にもいろんな人が相談のってくれた有難い(どう書いたらいいかわからん)
© 2019